06.卒業生の声 1









MAYUMI TOKUDA
徳田真弓さん 東京藝術大学4年
作家・ライター養成塾 2011年夏期集中講座修了生




“自分にしか書けない文章”にもちょっと近づいたかな、と小さく胸を張りたい気持ちです。


「幸せ」ときたら「梅干し」。
最初は何を言っているのかサッパリわかりませんでした。しかしこれが“自分にしか書けない文章”を書くための鍵だったのです。

私は大学で音楽社会学を学んでおり、アルバイトではそれを活かして通販会社の会報誌に毎月音楽コラムを書いています。しかし私のコラムのテーマはどうしても専門的になってしまう上、読者は主に60代以上の方。連載を始めて2年経っても、あまりに広い読者との隔たりに言いたいことが過不足なく説明できているかいつも心配でした。

ところが文章の着眼点の見つけ方を教わって、自分がいかに頭でっかちだったか気付いたのです。「1つのテーマからどれだけ遠いものを見つけられるか」。これを教わって、頭の中でしつこいセルライトのように凝り固まっていた悩みがゆるゆると溶けだしました。

最近は毎月のコラムに対する意識が大きく変わり、専門的なことを伝えることより自分の感情を彩り豊かに書くこと、最後まで興味深く読んでもらうことを目標とするようになりました。おかげさまで以前よりテーマを考えるのが楽しくなり、“自分にしか書けない文章”にもちょっと近づいたかな、と小さく胸を張りたい気持ちです。



Q.どうして『SPBS作家・ライター養成塾 夏期集中講座』を受講しようと思ったのですか?

A.アルバイトでライターをしているものの、自分の文章力でお金をいただいていて良いものか自信が持てなかったためです。2年間毎月コラムを連載していたため、テーマがマンネリ化してきており、それを打破したいという思いもありました。

Q.受講前に当講座に求めていたものはありますか?

A.伝わる文章、自分にしか書けない文章の書き方を教えていただきたく受講しました。

Q.受講中はどのような感じでしたか?

A.2回目の課題が難しくて大変でした。1000文字で言いたいことを伝えきることもできずとても悔しい思いをしました。解決はまだできていませんが、講師の方からも他の受講生の方からもこんな風にしてみたら、というアドバイスをいただけたので、前向きに改善策を考えています。

※2回目の課題…「雑誌記事を書いてみる。」
実際に現在販売されている雑誌(バックナンバーでも可)の中から一つ特集を選び、自分なりにテーマを考えて記事を書くという課題でした。

Q.受講してみてどう思われましたか?

A.自分が言いたいことを伝える文章を書かなきゃ、というガチガチの固定概念から解放されました。言いたいことを伝えるのは当然大切なのですが、それ以前に読者が読んで楽しい文章であるかという視点が自分には足りなかったことに気づかされました。今はテーマ設定から少し気軽にできるようになったので、肩の力が抜けた「私にしか書けない」文章に近づいたのではないかと思います。

Q.講師の方はいかがでしたか?

A.授業後の質問にも丁寧に答えていただけたことがとても嬉しかったです。アルバイトのコラムの書き方について相談したときも、自分だったらこうする、というプロの解決策を示していただいて非常に役に立ちました。

Q.当講座により求めるものはありますか?

A.添削していただいた課題を書き直した後、もう一回添削していただきたかったと思います。完成稿を持つことで自分なりの型ができていく気がするので。

Q.最後に、これから受講される方にひと言お願いします。

A.就活のためにエントリーシートを書きまくっていた一年前、自由記述欄が優等生すぎてつまらないと言われるのが悩みでした。事実、うまく自分を表現できないという悩みは長年抱えていて、アルバイトで書いてきたコラムも肩肘張ったカタいものだったと思います。
でもこの講座を受講した今、前よりも彩り豊かに自分を表現できるようになりました(なったと思います…)。もし一年前にこの講座を受講していたなら、就活でももっと柔らかに自分を表現できたのにと悔しく思います。

イイコトを言いたくても良い表現ができずに困っている方、個性の出し方がわからなくて悩んでいる方、ぜひ集中講座を受講してみてください。心に余裕ができてユーモアが生まれるかもしれませんよ。




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